ウェザリングカラー8つの便利なオススメの使い方・コツ・やり方まとめ

ウェザリングカラー8つの使い方記事のアイキャッチ画像 ガンプラ

こんにちは!

今回はクレオス【Mr.ウェザリングカラー】8つの便利な使い方をまとめます!

このウェザリングカラーはどうしたい時に使うのか?というと。

パッケージに書いてあるのですが。

「スミ入れやウォッシングが自由自在!ウェザリング専用塗料!」ということなんですね!

スミ入れ、ウォッシング、ウェザリングって一昔前だったら大体の人がエナメル塗料をメインに使っていたのでは無いかと思います。

でもこのウェザリングカラーが販売されてからは徐々にこちらの商品を使う人が増えてるんじゃないかなと推測します。

私もその一人です(笑)

ネットでの評判もやっぱり良いんですよね!

油彩と言って油絵具を薄めた成分なのでエナメル溶剤のようにプラが割れる心配が無いんです!

今回はこのウェザリングカラー8つの使い方を駆使してプライズ品の1/100マキシマムザクを全塗装してみます!! 

プライズ品1/100マキシマムザク3

ゲーセンの景品マキシマムザク。原型はMAX渡辺さんでスタイル抜群のザクです!素材はプラスチック。プラモデルでも出してくれないかな~

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ウェザリングカラーの便利な8つの使い方!

これがMr.ウェザリングカラーと専用の溶剤です。

使う前は必ず良く振って下さい。瓶の中に金属ボールが入っているので振って撹拌できます。

原液の状態でも薄めなのでそのまま使えるのですが、ここで説明する技法によっては溶剤を足してかなり薄めなければ出来ない技法もありますのでうすめ液とセットでの購入をオススメします。

今回はMAX渡辺さん原型のプライズ品1/100マキシマムザク(量産型)を使ってこのウェザリングカラーの使い方を紹介していきますね。

汚し塗装なので先につや消しスプレーで全体をコートしています。

これによってパーツ表面がザラつきそこに塗料が入ることでよりリアル感がアップしますので是非つや消しコートを最初にするのをオススメします!

プライズ品1/100マキシマムザクをつや消しコートした画像

クレオスのMr.スーパークリアーつや消しを使用。これだけでプラ特有のつやが消えて良い感じですね!

使い方その1【スミ入れ】

使い方その1は【スミ入れ】です。

スジボリやモールドの凹んだ部分にピンポイントで塗料を流し込む技法です。

やり方は

  1. 塗料と溶剤を混ぜて薄めます。
  2. 筆に付けてスジボリなどにチョンと付ける
  3. 塗料がツーーーっと流れていく(流れづらい時は溶剤を足します)
  4. 乾燥後、溶剤を少し付けた綿棒ではみ出た塗料を拭き取る
プライズ品1/100マキシマムザクにスミ入れしている画像1

フェイスグリーンでスミ入れしてみました。

プライズ品1/100マキシマムザクにスミ入れしている画像2

スミ入れに関してはこちらの記事でも詳しく紹介していますのでご覧ください。

ガンプラにエナメル塗料を使ったスミ入れのやり方と拭き取りのコツ!

使い方その2【ウォッシング】

使い方その2は【ウォッシング】です。

やり方は

  1. スミ入れよりも更に塗料を薄めて
  2. 筆で全体に塗っていきます
プライズ品1/100マキシマムザクにウォッシングする塗料を作った画像

スミ入れで余ったフェイスグリーンにサンディーウォッシュとうすめ液を足してウォッシング用のカラーを作りました

それを全体に筆塗していきます。

マキシマムザクに全体にウォッシングをしている画像1

上から下に塗っていく方が汚れ感がアップすると思います

マキシマムザクに全体にウォッシングをしている画像2

こちらも上から下に塗っていきます。半乾きになると上から下への跡が付きやすく汚れの表現がし易いです。

マキシマムザク全体にウォッシングを終えた画像

全体的にウォッシングし終わった状態

 

ザクマシンガンにはマルチブラックでウォッシングしました。

ザクマシンガンをマルチブラックでウォッシングした画像

マルチブラックはちょうど良い濃度だったので原液のまま塗りました

ザクマシンガンをマルチブラックでウォッシングした後に綿棒で拭き取っている画像

綿棒で凸凹の凸の部分を拭き取っていきました。汚れをイメージして色を残しながら拭き取っていきます

ザクマシンガンをマルチブラックでウォッシングした画像

乾くとこんな感じに。

 

塗装前はこんな感じなのでかなりリアルに成ったんじゃないでしょうか。

塗装前のザクマシンガン

塗装前のザクマシンガン

 

ウォッシングについてはこちらでも詳しく紹介していますので合わせてどうぞ!

ガンプラを汚すウォッシング技法のやり方!エナメル塗料よりウェザリングカラーがオススメ!

使い方その3【ウェザリング】

使い方その3は【ウェザリング】です。

模型を製作する際、普通に仕上げの塗装のままでは、「塗りたて」の状態できれいすぎて実感的でない事がある。そこで、風雨にさらされた実物の外観を模した「汚れ」「風化」などの表現を加える技法があり、これをウェザリングと呼ぶ。

引用:Wikipedia

次は足元の泥汚れをイメージしてウェザリング塗装をしていきますね。

使った色はグランドブラウン。

こげ茶色って感じのカラーで泥汚れにはピッタリだと思います。

今度はこれを拭き取っていきます。

筆にうすめ液を少し付けて色をぼかしていくような感じで拭き取っていきました。

筆にうすめ液を付けて色を落としながら調整している画像

うすめ液を付け過ぎると一気に色が取れてしまうので注意です。

筆先をチョンチョン叩いて斑模様を付けている画像

半乾き位で筆をチョンチョン叩くようにすると細か汚れも表現できます。

 

とりあえずこんな感じになりました!

足元のウェザリングが完了した画像

足元中心にウェザリング

まだまだ続きますよ~!^^

ここまで塗ったウェザリングカラーを一旦つや消しコートで保護

ここまで塗ったウェザリングカラーを一旦保護するためにつや消しクリアーでコートをしておきます。

クリアーを吹くことで一層膜が出来るのでその上から更に塗っても混ざりません

要所要所でクリアーを吹くことをオススメします。

使い方その4【ドライブラシ】

使い方その4は【ドライブラシ】です。

ドライブラシ=乾いた筆

塗るというよりもこすり付けていく技法です。

やり方はウェザリングカラーを筆に付けてから一旦ティッシュ等で拭き取り、少しだけ筆に塗料が付いた状態で機体にこすり付けていきます。

ウェザリングカラーのマルチブラック

マルチブラックをドライブラシで色をこすり付けている画像

シャカシャカと筆をこすり付けていきます

ドライブラシで仕上げた状態のマキシマムザク

上半身をメインにドライブラシ

画像ではいまいち分かりづらいのですが平らな面に情報量が増えて細かい汚れが付いた感じになります。

ドライブラシ専用の筆も現在では発売されているので1本は持っておきたいですね。

使い方その5、スポンジを使った【チッピング】

使い方その5は点の汚れとか機体の剥がれみたいなウェザリング塗装のチッピング技法です。

スポンジにウェザリングカラーを付けてポンポン叩いていきます。

スポンジにウェザリングカラーを付けてチッピングしている画像

スポンジは普通の食器洗い用の物を切って使っています、スポンジの目の大きさによって色の付き方が変わるので色々試すのも面白いです。

チッピングした後のマキシマムザク

細かな点の汚れが多くなり情報量が1つ増えました

このウェザリングカラーを使ったチッピングは正直言うとエナメル塗料の方がやり易いなと感じました。

理由はそのままでも使いやすいように濃度が薄めになっているため。

チッピングのような小さな点をはっきり付けたい時には薄いウェザリングカラーよりもエナメル塗料の原液の方が使いやすそうです。

改善点は塗料皿に移したウェザリングカラーを数分そのまま放置して、シンナーを蒸発させて濃度が濃くなった状態で使うと良い感じになりましたのでお試しください。

使い方その6、機体の影を塗る【シャドウ塗り】?

次は機体の影をマルチブラックで塗っていきました。

エアブラシでやる時は【シャドウ吹き】というのですが、筆でやる場合の呼び名が特に無いと思うので【シャドウ塗り】としますね(笑)

陰になりそうな部分をマルチブラックで筆塗1

機体の影になりそうな部分にマルチブラックを塗っていきます。

陰になりそうな部分をマルチブラックで筆塗2

こういう真下やスカートの裏なども出来る限り塗っていきます

陰になりそうな部分をマルチブラックで筆塗3

スカートの下も陰になりそうなので太ももの上のみ塗装、その他も色々塗ってみました

この影を塗ることで立体物って格段にリアルになるのでこの【シャドウ塗り】?は是非やってもらいたい技法です。

本当に真っ黒になりそうな影の部分は何度も重ね塗りをして真っ黒にしても良いくらいです。

使い方その7【フィルタリング】

あまり聞きなれない言葉では無いでしょうか?

技法的にはウォッシングとほぼ同じだと思いますが、ちょっと意味合いが違います。

色の付いたフィルターを一枚被せるみたいな感じですね。

下地の模様はそのまま崩したくないので一旦全体をクリアーで保護します。

それではシェードブルーに少しうすめ液を混ぜてフィルタリングしてみます。

ウェザリングカラーのシェードブルーとうすめ液

シェードブルーで影になりそうな部分を塗っている画像2

下地の模様はそのままに薄っすらとブルーになっていますね

シェードブルーで影になりそうな部分を塗っている画像1

パイプの影になりそうな下の部分だけ塗ってみました

シェードブルーで影になりそうな部分を塗っている画像3

うすめ液を入れて薄くしたシェードブルーを塗っていくことで、下地の模様はそのままで薄っすらブルーっぽくなっていきます。

クリアーカラーを上から塗っている感覚ですね。

このことで色の深みが出て来て更に立体としての情報量が増えていきます。

次はスポットイエローを使ってフィルタリングしてみます。

スポットイエローとうすめ液を混ぜている画像 

スポットイエローでフィルタリングしているザクの下半身

スポットイエローでフィルタリングしたザクの下半身

下半身を中心に塗ってみました。薄っすらと黄色くなりました。

使い方その8【エアブラシ塗装】

使い方その8はエアブラシで塗装してみます。

正直、今回初めてやってみました(笑)

使ったカラーは

  • サンディウォッシュ
  • マルチブラック

濃度は原液のままでちょうど良さそうだったのでそのままエアブラシに入れて吹いてみました。

0.3mmのダブルアクション使用でエア圧は0.7Mpaくらいです。

ウェザリングカラーをエアブラシで吹いた画像1

サンディウォッシュで砂埃を表現

ウェザリングカラーをエアブラシで吹いた画像2

こちらも砂埃をイメージしてスカートにサッと吹いてみました

そのままでちょうど良い濃度でした!

これは便利!

マルチブラックの方はシャドウ吹きとして使用し、本当に陰になる部分で股の辺りに吹いています。

エアブラシで塗装すると筆塗では表現できないキメの細かい塗装が出来るので砂埃には持って来いでした!

これは良いことを知った(笑)

エアブラシを持っている方は是非お試しください!

ウェザリングカラー8つの使い方で塗装したマキシマムザク!

ちゃんと写真撮ってみました!

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品1

 

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品13

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品2

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品9

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品4

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品10

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品5

ウェザリングカラーのみで塗ったマキシマムザク完成品11

 

まとめ

今回はウェザリングカラーとつや消しクリアーのみでザクを塗装してみましたがいかがでしたでしょうか?

実は私自身初めてウェザリングカラーのみで塗装してみましたが物凄く使い勝手が良くて改めてこの塗料の素晴らしさを再確認できました。

8つの使い方で塗装しましたがそれほど難しいことはやっていません。

実際に使って見ると分かると思うのですが、塗って乾いたらウェザリングになっています(笑)

あとエアブラシでは原液そのままで吹けるっていうのも手間が無くて本当に良いですね!

まだ、気になっているけど使ったことが無い方は是非購入して使って見て下さい。

それでは~

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