こんにちは!
今回はガンプラの汚し塗装には必須のテクニック【ウォッシング】という技法を紹介します!
「綺麗なガンプラよりも戦って汚れているガンプラが好きなんだよな~俺(または私)」
っていう方には是非とも覚えてもらいたい技法です!
やり方はとても簡単でスミ入れとよく似た技法になります。
スミ入れはスジボリ(凹モールド)にピンポイントで塗料を流し込む技法ですが、ウォッシングの場合はパーツ全体を薄く稀釈した塗料を塗っていく技法になります。
今回はそのやり方と筆者オススメのウェザリングカラーでのウォッシングとその理由を紹介します!
スミ入れのやり方についてはこちらをご覧ください↓
ガンプラにエナメル塗料を使ったスミ入れのやり方と拭き取りのコツ!
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ガンプラをカッコよく汚すウォッシング技法のやり方!
まずはウォッシングをする前にガンプラをつや消しにするのがオススメです。
素組の場合でも先につや消しスプレーでコートすることでウォッシングの効果を引き出せます。

左がラッカー系、右は水性。素組にかけるなら下地を気にしなくて良いラッカー系がオススメ。
つや有りでも出来ますが部分的に拭き取って汚れに表情を付けたい時はつや消しの方が良い感じの汚れっぷりになるんです。
これはなぜか?
つや消しにすることでパーツ表面が細かな凹凸になり、そこに塗料が入り込むことでリアルな汚し具合になるからです。
今回はエアブラシ塗装したパーフェクトガンダムを使ってウォッシングのやり方を解説していきますね。
まず、一般的に入手しやすいエナメル塗料とエナメル溶剤を使って砂ぼこりで汚れたような感じに仕上げてみます。
使う色はタミヤのエナメル塗料で
- フラットアース
- ハルレッド
- フラットホワイト
比率は大体上から6:1:3くらいで混ぜ合わせました。
この辺はお好みでどうぞ、もちろん混ぜなくても茶系の単色でも全然OKです。
次に溶剤を入れてかなり薄く混ぜます。

私の場合いつも溶剤を入れる時は大きめのスポイトを使っています。
対比で言うと1:5~1:20みたいな感じです。
部分的に濃いめとか全体的に薄くしたい時によってこれは変わりますので試し塗りをして調整して下さい。
失敗しないコツはかなり薄くした色から塗っていき乾燥させてみて色合いを見ながら自分の好みの濃さにしていくことです。
注意点としてはあまりたっぷりと塗料を筆に含ませない事です。
何故かと言うと
エナメル溶剤というのはプラに浸透して割れてしまう可能性があるからです。
プラスチックの割れについてはこちらの記事を参考にして下さい↓
ガンプラをエナメル塗料でスミ入れした時の割れる原因&割れにくい対策方法を紹介!
それでは筆で塗っていきますね。
白の方が分かり易そうなので赤い装甲を外して塗ってみました。
- 平筆が早く塗れてオススメです。
乾燥するとこんな感じになりました。

左がウォッシング前、右がウォッシングした後、
全体的に薄っすらと砂ぼこりで汚れたような風合いになりました。
とても簡単に全体をトーンダウンすることが出来ます。
これがウォッシングです!
あっさり終わってしまったのでやっぱり装甲の方もウォッシングしてみました!
まずはウォッシング前の画像

アニメ風って感じですね!
ウォッシング中~

塗り広げ中~♪
ウォッシング完了!
エナメル塗料は乾燥時間が掛かるので、ドライヤーで強制乾燥させました。
作業時間を大幅に短縮出来るのでオススメです。
- 右がウォッシング後
- 左がウォッシング後
どうでしょう!?
良い感じで砂ぼこりっぽくないですか?
まずはウォッシングのやり方でした。
更にガンプラをリアルに汚す!ウォッシングした後の部分的な拭き取り
ウォッシングをやってから更に部分的に拭き取ったりして汚れに表情を付けてやるとよかとです。
どうでしょうか?
リアルになってません?
ウォッシングだけだとこうはならないのですが、ちょっとしたテクニックでリアルなテクスチャーを付けることが出来ます。
使ったのは紙粉が少ないキムワイプを使いました。
パッと見ティッシュペーパーみたいですが表面はこんな感じでゴワゴワして硬めの素材です。
やり方はキムワイプにほんのちょっとだけ溶剤を付けてポンポン叩いてやると斑模様になって汚れの情報量が増えてリアル感が増します。
あとエッジの部分も色が取れていきますのでそこもリアルな感じになりますね!
溶剤をほんのちょっとというのがミソで何十回と叩いてちょっとずつ色が取れていくことでこの細かな斑模様になっていきます。
溶剤を付け過ぎてしまうとウォッシングした色がすぐに取れてしまうので注意が必要です。
筆や綿棒では出せない細かな汚れ感です!
是非お試しください!
画像はクリックで拡大します↓
エナメル塗料よりもプラが割れないウエザリングカラーがオススメ!
私は最近ウォッシングの時に使うのはエナメル塗料よりもMr.ホビー(CGIクレオス)のMr.ウェザリングカラーの出番が多くなってきました。
理由は【プラが割れない】これに尽きます。
このウェザリングカラーは油絵具を薄く溶いたものと同じ油彩なのでプラが全く割れないんですね。
専用のうすめ液も発売されています。
もちろんスミ入れにも使えます。
油絵具を使ってウォッシングする技法は昔からあったのですが、ガンプラ関係だとあまり浸透していなかったイメージがありますね。
ただ、
私の経験的には、ウォッシングにはプラが割れないウェザリングカラーがオススメです!
使い方はエナメル塗料でのウォッシングと全く同じです。
今度はパーフェクトガンダムの上半身をウェザリングカラーでウォッシングしてみました。
まずは薄い色で様子見がてらサンデイウォッシュをうすめ液で薄めて塗ったくっていきました^^
割れる心配も無いのでジャバジャバ塗っていきました。
- サンデイウォッシュと溶剤を調合
- 割れる心配をせずジャバジャバ塗りたくる!
- ウォッシング前
- ウォッシング後
画像だとあまり違いが分からないのですが全体がトーンダウンしています。
でもちょっと薄いなと感じたのでステインブラウンを追加して塗っていきました。
- ステインブラウン
- さっき作った色に適当に追加
エナメル溶剤だとこういう手首なんかは慎重に行かないと割れたりすることが有るのですが、全く気にせずジャバジャバ行けます!^^
もうちょっとステインブラウンを足し濃くした状態で左腕を塗ってみました。
只塗っただけでもう雰囲気出てませんか?
乾燥にドライヤーを使っているので風で塗料が流れて行ってそれがまた雨だれみたいな雰囲気を醸し出すんですよね!
更に綿棒にうすめ液をちょっと付けて上から下に擦ってみたり、エッジをこすって下地を出したりしてみました。
いいんじゃないですか~(自画自賛(笑))
肘の丸い部分を見てもらいたいんですが綿棒が入り込んでなくて色が残っている部分ありますよね。
そういう部分は筆にうすめ液を付けて擦ってやると良い感じに処理できます。
筆だと狭い部分まで入り込むので簡単に色を落とせます。
以上、筆者オススメのウェザリングカラーでのウォッシングのやり方と拭き取り方でした。
まとめ
ガンプラの汚し塗装ウォッシングのやり方を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
汚し塗装をする時にはまずこのウォッシング技法を最初にやる事をオススメします。
一つの工程で全体的に使い古した機体にあっという間になるので非常に作業がはかどるしやってて楽しいと思います。
その後で部分的なウェザリングを施していけば更にカッコイイ汚し具合になっていくでしょう。
今回紹介したエナメル塗料と油彩のウェザリングカラーどちらでもやり方は同じですが、プラスチックが割れないウェザリングカラーの方を私はオススメします!
あとどちらの塗料も乾燥時間が長いのでドライヤーの使用がかなりオススメです!
あっという間に乾きます(笑)お試しください!
それではウォッシング技法是非お試し下さい!
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