こんにちは!
エアブラシでキャンディ塗装されたキラッキラのガンプラ。
車で例えるなら新車納車前の傷一つ無いキラッキラな状態。
そんな納モビルスーツ前?のガンプラを簡単にキャンディ塗装してみませんか?
でも・・・
「何か物凄いテクニックが無いと塗れなそうだし・・・」っていう方ご安心ください!
今回の記事では
- 表面処理はそんなにやらなくても・・・実は綺麗
- 単純な4ステップの作業で完成させるキャンディ塗装法
をHG1/144シャア専用ザク赤い彗星Verを使って解説します!
よかったらこの記事を真似て同じようにやって見て下さい!
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ガンプラを簡単にエアブラシでキャンディ塗装するなら表面処理は程々でOK!
本来ですとキャンディ塗装っていうのはかなり表面処理を丁寧にやらないと綺麗に仕上がらないというのが一般的です。
カーモデルを例にすると
大きく平らな面が多いパーツはヒケが目立つので丁寧に仕上げておかないと光が歪んで綺麗な写り込みにならないんですよね。
下の画像のカーモデル(カウンタックLP500)は表面処理をキッチリやって塗装後はコンパウンドで磨いたものですが丸い蛍光灯や窓なんかががきっちり写り込んでますよね!(頑張りました(笑))
- 平らな面をキッチリ表面処理すると蛍光灯も綺麗に写りこむ。
- 窓も写り込む!
平らな面が多いプラモデルではここまでやらないと写り込みが歪んで今一カッコ良くないんですよね。
しかし、ガンプラに関してはどうでしょうか?
1/144のガンプラだとパーツがとても小さく、それぞれの面も小さいのでそれ程気にしたもんじゃないんですよね。(感じ方に個人差はありますが)
なのでゲートが残っている面だけゲート処理と表面処理をします。(何ならやらなくてもOKだと個人的には思います)
それ以外はそのまま表面がツルツルの状態で塗っていった方が綺麗なキャンディ塗装になります。
要は中途半端なヤスリ掛けをするよりも、ヒケを気にしないのであれば最初のままの方が綺麗な表面なんですよね。
元々パーツはツルッツルですから。
ゲート処理には800番→1000番→1200番でヤスリ掛け・洗浄・乾燥
ゲート処理のやり方を説明します。(ゲート跡は気にしないよーと言う方は飛ばしてください)
- ゲート処理
- 表面処理
- 乾燥
の順でやります。
こういう目立つゲート跡のみ処理していきます。
今回私の場合は800番のヤスリでゲート跡を処理しました。
その後1000番→1200番でその面のみを表面処理して仕上げます。
表面処理はこれで終了です。
800番だけでもこの後にサーフェイサーを吹いていくので充分かもしれません。
注意したいのは400番などの粗いヤスリは使わない方が良いです。
400番以下だとヤスリの傷が深いのでキャンディ塗装をする場合、更に600番→800番→1000・・・とキッチリやらざるを得なくなってしまいます。
手間が増えてしまいます。
ちょっとゲート跡が白化していますね。
これは最初にゲートを短く切り過ぎたのが原因で、少し残してヤスリ掛けしていくと残りづらいです。
サーフェイサーを吹くので特に気にしなくても良いとは思いますが、ゲート処理はキッチリやりたいという方は下の記事を参考にして下さい。
表面処理をした後は削りカスを落とすために必ず洗浄しましょう。
これは綺麗なキャンディ塗装にするためには本当に大事な工程です!
私の場合は使い古しの歯ブラシで擦りながらシャワーで洗い流しています。
食器洗いの中性洗剤を付けて洗うと尚良いです。
※この洗浄工程も組み立ててすぐ塗装する場合でしたら飛ばしても大丈夫です。

食器を洗う時の中性洗剤をお湯に混ぜて歯ブラシでゴシゴシ洗います。 すすぎはシャワーでキッチリ流します。
最短でキャンディ塗装をするためのやり方とコツ!その4ステップを紹介!
きっちり乾燥させたらいよいよ塗装に入ります!

寒い地域の特権?灯油ストーブの前で乾燥!本当はもっとばらした方が乾きやすい(笑)
今回はエアブラシで塗装しますが無い方は缶スプレーでも可能です。
ただエアブラシに慣れてしまうと缶スプレーの方が正直難しく経費も掛かります。
これからもずっとガンプラを塗っていく予定の方はエアブラシ&コンプレッサーを使った方が断然お得です!
1/144なら0.3mmトリガー式かダブルアクション式がオススメです!
ステップ1~下地にサーフェイサー入りブラックを吹く
下地塗装にサーフェイサーを吹いていきます。
サーフェイサーにうすめ液を足してエアブラシで吹いていきます。
比率は1(サーフェイサー):2(うすめ液)位を目安に薄めています。
サーフェイサーを吹く事で
- パーツ表面の細かな傷を消す効果
- パーツの色を均一化してくれる
- 色の食いつきを良くする効果
があります。
今回使ったのはサーフェイサー入りのブラック。

ガイアノーツ・サーフェイサーエヴォブラック
この後にシルバー系を塗っていくので下地はブラックにしています。
ブラックにする理由は私の場合3つあるんですが
- 重厚なシルバーがに仕上がる(明るい下地だと明るいシルバーになる)
- ブラックを塗ることで光が当たっても下地が透けづらくなる
- 装甲の裏はブラックにするので一緒に全塗装してしまえる(一石二鳥)
私の場合はこの3つの理由で下地をブラックにしています。
サーフェイサーを吹く時はこんな感じでまとめて一気に吹いています。
どうしても奥まった部分などは塗ることは出来ないので乾燥後にパーツをバラして個別で吹いていきます。
このやり方だと1つ1つのパーツをわざわざクリップで挟んだりしなくても良いので楽です。
本塗装はきっちりバラしますけどね!
吹く時のコツは色の濃度を濃くしない事です。
極端に濃度が濃いとパーツの表面がザラついてしまい、綺麗で艶のあるキャンディ塗装になりずらいです。
濃度が濃い時の見分け方はエアブラシで塗ってる最中は表面がつや消しになります。
丁度良い濃度の時は塗ってる最中でもつや有りになります。
濃過ぎない濃度の塗料をエアブラシで重ね吹きしていくことでパーツ表面がツルツルの塗膜になります。
シルバーを塗る前の下地はツルツルの面が一番綺麗になりますのでここは注意しましょう。
ステップ2~シルバーかゴールドを吹く
今回は下地にシルバーを吹きました、ここでゴールドを下地にするのも有りです。
この後クリアーカラーを吹いていくと下地の色によって色合いが変わるので色々試してみると新しい発見があると思います。
ステップ3~クリアーカラーを吹く
シャアザクのカラーは2種類のレッド系ですので2色のクリアカラーを使いました
まずは明るめのレッドの方はガイアノーツのクリアーレッドを使用。
薄め方は1:2位(うすめ液)の割合です、サーフェイサーの時と同じ感覚です。
薄めすぎず濃過ぎずという感じですね。

ガイアノーツのクリアーレッド、今回初めて使いましたが凄く綺麗なレッドです。

1回目は軽く吹いて乾燥させます。

3回くらい塗装(乾燥→塗装→乾燥・・)を繰り返して好みの色合いにしていきます。

画像よりも実際の方がビッカビカに綺麗です!
次は濃いめのレッドを塗っていきます。
ボディの濃いレッドですね。
使ったカラーはお気に入りのクレオス・ディープクリアーレッドです。

お気に入りのクレオス・ディープクリアーレッド。
塗り方はレッドと全く同じなので省略しますね。
ステップ4~スミ入れをする
乾燥したらスミ入れをして行きます。

タミヤのスミ入れ塗料のブラックを使っています。

乾燥したら綿棒にエナメルシンナーを付けて拭き取ってスミ入れは完成。他sのパーツも同じくやって行きます。
スミ入れのやり方についてはこちらの記事を参考にして下さい↓
エナメル塗料でのスミ入れはパーツが割れやすいので注意が必要です。
下の記事でその対策方法をまとめてありますので参考にしてみて下さい。↓

- 外装の黒パーツはクレオスのウィノーブラック(つや有りブラック)
- 内装パーツはサーフェイサーEVOブラック(つや消しブラック)
- 武器類もサーフェイサーEVOブラック(つや消しブラック)
という感じでレッドを引き立たせるためにグレー系はあえて使わずブラックで攻めてみましたがいかがでしょうか?
レッドとブラックの2色ってどんなアイテムでもカッコ良くないですか?
実は息子のランドセルのカラーリングを真似ました(笑)
いよいよ残すは付属のデカールを貼って完成となります!
キャンディ塗装【1/144ザクⅡ赤い彗星Ver】完成画像
付属のデカールを貼り終えて完成しました!
納モビルスーツ前!のキラッキラのザクⅡ赤い彗星Ver完成画像一気に見て下さい!
写真よりも実際まだキラッキラしてます!
塗装前の素組レビューはこちら↓
今回のキャンディ塗装に使用した塗装レシピ一覧
画像左から
- No.041クリアーレッド(ガイアノーツ)
- GX102Mr.クリアーカラーGXディープクリアーレッド(クレオス)
- GS-03サーフェイサーEVO(エヴォ)ブラック(ガイアノーツ)
- EX-07シルバー(ガイアノーツ)
- GX2ウィノーブラック(クレオス)
- タミヤ・スミ入れ塗料ブラック
うすめ液(画像後ろ)
- T-07hモデレイト溶剤(ガイアノーツ)
まとめ
今回は【HG1/144 シャア専用ザクⅡ赤い彗星Ver】をキャンディ塗装で仕上げてみました。
比較的簡単にキャンディ塗装できる工程で塗装して見たんですがいかがでしたでしょうか?
要点を簡単に説明すると
- 表面処理は小さいガンプラだとそれ程気にしなくても綺麗に仕上がる(ゲート処理のみまたは何もしない)
- 塗装前は削りカスを流水でキッチリ洗い流す
- サーフェイサー入りの塗料で下地塗料と下地塗装を一発に済ます(サーフェイサー入りブラックを使用)
- クリアーカラーの塗り方は薄く塗っては乾燥を繰り返して好みの色にしていく(今回は3回くらい繰り返しました)
自分で塗装をすると世界で1つのガンプラが出来上がります!
この完成した時の喜びを是非体験してみて下さい。
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