ガンプラ表面処理の上手なやり方を解説!ヤスリを使う場合の順番・工程を解説

ガンプラ表面処理アイキャッチ画像 ガンプラ

こんにちは!

今回はガンプラのパーツをヤスリを使って実際に表面処理していきます。

【ヤスリの種類】と【ヤスリの番手】等についてはこちらで解説していますので参考にして下さい。

ヤスリを使って表面処理をしてもヤスリの傷が残ったり、逆に中々表面が削れなくて作業が進まなかったり・・・

最初の頃っていまいち良く分からなくて、やらない方が綺麗だったかも(笑)っていうパターンも私はありました。

ここでは間違いなくヤスリ掛けした方が綺麗になるやり方、工程を解説していきます。

後半ではひと手間加えるだけで断然綺麗になるやり方をご紹介しますのでお試しください!

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ガンプラをヤスリで表面処理をする場合の順番と工程

それでは早速パーツをヤスリ掛けしていきたいと思います。

今回使うのはMG1/100のゲルググVer2.0のパーツを使っていきます。

曲面的なパーツの表面処理の順番と工程

MG1/100ゲルググVer2.0の肩のパーツ画像

 

曲線的なパーツ形状なのでスポンジヤスリを使います。

まずはタミヤの600番のスポンジシートでヤスリ掛けしました。

タミヤ600番のスポンジシート画像

 

もうちょっとヒケが有るかなと思ったんですが、綺麗な平面ですね。

これだけ綺麗なパーツだと最初から800番で大丈夫ですね。

600番のヤスリで磨いたMG1/100ゲルググVer2.0の肩のパーツ画像

 

次に800番でヤスリ掛け。

600番の傷を消すような感覚で全体をヤスって行きます。

あまり力を入れずに優しくヤスリ掛けします。

力を入れると無駄に深い傷が付いたりします。

800番のヤスリで磨いたMG1/100ゲルググVer2.0の肩のパーツ画像

 

次は1000番です。

かなり綺麗になりました。

この後サーフェイサーを吹いて普通のつや消し塗装でしたらこれ位の表面処理で問題無いかと思います。

1000番のヤスリで磨いたMG1/100ゲルググVer2.0の肩のパーツ画像

直線的なパーツの表面処理の順番と工程

直線的なパーツの場合は最初に棒ヤスリかペーパーヤスリを専用の工具に貼り付けてヤスリ掛けすることをオススメします。

紙ヤスリをタイラーと言う商品に貼り付けて使う画像

タイラーと言う商品に紙ヤスリを貼って直線的なパーツをヤスリ掛けする場合

直線的な部分だとこういう工具を使うことで本当に綺麗な平面になります。

番手ごとに専用のものを用意すると管理も楽ですね。

専用の工具が無い場合でも真っすぐな硬い物にさえヤスリを貼り付ければ良いので身近にある物で作って見るのも良いですね。

曲面の時と違うのは硬いヤスリを最初に使って平面をきっちり出すというのが違いになります。

番手の使う順番は全く同じです。

ガンプラですと連邦軍モビルスーツの方が直線的なデザインなので使う所が増えると思います。

水研ぎでガンプラ表面を更に綺麗にするやり方

今度は更に綺麗な表面になるヤスリ掛けのやり方をご紹介します。

これはガンプラよりもカーモデルを塗装している方に多いやり方かな~と思います。

使うヤスリは同じで水研ぎ出来る耐水ペーパーやスポンジヤスリを使います。

(筆者愛用のタミヤ・フィニッシングペーパーとスポンジシートは水研ぎも対応です)

先に解説したやり方にちょっとひと手間加えるだけで更に綺麗な表面処理が出来ます。

その方法は水研ぎと言います。

ヤスリを水に漬けながらヤスるだけです!

あとは何も変わりません!^^

今度はゲルググの足のパーツを使って解説します。

MG1/100ゲルググVer2.0の足のパーツ画像

 

見やすいように黒のサーフェイサーをエアブラシで吹きました。

こうすることでヤスリ掛けをした時にヒケが見やすくなってヤスリ掛けがしやすくなります。

捨てサフと言ったりします。

黒サーフェイサーをエアブラシで吹いたMG1/100ゲルググVer2.0の足のパーツ画像

 

適当な容器に水を入れてヤスリを付けながら作業します。

結構水が汚れてきますので取り替えながら作業しましょう。

画像よりももっと大きな容器を使うことをオススメします。

スポンジヤスリに水を付けている画像

 

まず600番のスポンジヤスリで磨いていきます。

水を付けたスポンジヤスリで水研ぎしている画像1

 

桶なんかに水をたっぷり入れてパーツを洗いながらヤスるとやり易いです。

水を付けたスポンジヤスリで水研ぎしている画像2

 

600番である程度ヤスリ掛けをして綺麗に洗ってみました。

黒く残っているのが黒サフです。

この部分がいわゆるヒケと言われる部分でプラスチックが凹んでいる所ですね。

600番のスポンジシートで水研ぎしたパーツを洗浄した画像1

600番のスポンジシートで水研ぎしたパーツを洗浄した画像2

 

今度は800番で水研ぎしてヒケていた部分を消していくような感じで全体をヤスリ掛けしました。

水を付けていない時の800番よりも水研ぎの800番の方が綺麗に仕上がります。

削りカスが無い方が表面は綺麗になるということかと思います。

800番のスポンジシートで水研ぎしたパーツを洗浄した画像

 

下の画像はゲルググのスカートのパーツです。

  • 半分から左が水を付けずに600番<800番<1000番で磨いたもの
  • 半分から右が水を付けて水研ぎで600番<800番<1000番で磨いたもの

 

右側が水研ぎ左側がそのままのヤスリ掛け比較画像

 

こちらは水を付けずに磨いた表面

水研ぎしていな左側のパーツ表面画像

 

こちらは水を付けて水研ぎした表面

水研ぎした右側のパーツ表面画像

 

画像でも表面の違いがお分かり頂けるかと思います。

水研ぎしなくてもさらに1200番<1500番とヤスリ掛けしていけば綺麗になってはいきますが水研ぎすることでこれだけの差が出るのであれば水研ぎの方が手っ取り早く表面処理できるかなと思います。

只、エアブラシや筆塗で普通に塗装していく場合ですと特に水研ぎしなくても普通のヤスリ掛けで充分かとも思います。

成形色を使った簡単フィニッシュやキャンディ塗装など特に表面を綺麗に仕上げたい場合にはこの水研ぎをオススメします。

まとめ

表面処理の順番・工程と更に綺麗に処理する水研ぎを解説しましたがいかがだったでしょうか?

使う番手は私の場合ですと600番<800番<1000番・・・という感じで使っています。

人によっては400番位から、改造などをして色々な素材を使う方なら320番位から使っていくかな~と思います。

水研ぎはガンプラではあまり聞かないような気がしますが、カーモデルの方では当たり前の工程と言っても良いくらいの作業です。

とにかく表面を綺麗にしたいといった場合は水研ぎをお勧めします。

キャンディカラーやつや有りの機体に塗装する場合などは本当に表面処理が命になって来ますのでじっくりと作業していきましょう。

それでは、どんどん表面を処理って下さい~!^^

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