ガンプラのグラデーション塗装をエアブラシでやる時の3つのやり方とコツを紹介!

エアブラシでグラデーション塗装3つのやり方とコツのアイキャッチ画像 ガンプラ

こんにちは!

今回は「エアブラシでグラデーション塗装をしたいけどやり方がよく分かんないから教えてっ!!」っていう方に向けて

  • エアブラシ塗装する時に抑えておきたいコツ
  • 仕上がり方が変わってくる3つのやり方

を紹介します。

私はガンプラ等の模型をエアブラシで塗り始めてかれこれ20年以上経ちました。

まだまだ試行錯誤しながらエアブラシ塗装を楽しんでいますが、ガンプラに関しては今回紹介する3つのやり方を覚えれば仕上がり方の違うグラデーション塗装が結構簡単に出来ると思います。

あとは押さえておくべき大事なコツも紹介しますね!

それでは是非チャレンジしてみて下さい!

この記事を見て「エアブラシ欲しくなって来たなっ!」て言う素晴らしい方(笑)は下の関連記事も是非ご覧ください!^^

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エアブラシでグラデーション塗装する時の大事なコツ!

まずはグラデーション塗装する時に注意しておきたい大事なコツをズバリ教えます!

今回使う塗料の種類は通称ラッカー系と呼ばれる合成樹脂(アクリル)塗料で模型の塗装で一番使われていると思うクレオスとガイアノーツのラッカー系塗料で説明します。

塗料とうすめ液(溶剤)の稀釈具合は1:2~3(うすめ液)を基準に

エアブラシで塗料を吹くには専用のうすめ液と調合して薄めて使います。

瓶の塗料のままでは濃すぎてエアブラシでは吹けません。

この稀釈具合が濃いと色の粒子が荒くなりザラザラになって見栄えが悪くなります。(場所によってはあえてこれを利用するというのも有りですが)

初めての場合は1:2くらいで稀釈して吹いてみて下さい。

薄めた時のシャブシャブ具合を確認するためにも最初はスペアボトルでキッチリと調合して見るのもオススメです。

私の場合は調合した塗料を調合スティック(タミヤ)で瓶の淵に垂れ流してその流れ具合で判断しています。

塗料やメーカーによってこの稀釈具合というのは変わってきますので数字よりも感覚を掴めるようになりましょう。

混合した塗料は必ず多めに作ってスペアボトルで保管しよう

何色かの塗料を混ぜ合わせて使う場合は必ず多めに作ってスペアボトルで保管しましょう。

同じ色を作るのはとても難しいです。

パーツごとに色合いが変わってしまうので必ず多めに作っておきましょう。

スペアボトルは内蓋が一体型になっているタミヤがオススメです!

最適なエア圧は0.7Mpaがおすすめ(私の場合ですが・・)

コンプレッサーのエア圧は0.7Mpaくらいがオススメです(私の場合です)

グラデーションをかける時は繊細なエアブラシ捌き!が必要になるのでエア圧には注意して下さい。

色々と試してみて塗り易いエア圧を探して見て下さい。

慣れてくるとレギュレーターのメーターはほとんど見なくなると思います。

コンプレッサーに付いているエアーレギュレーターの画像

上の黒い摘まみでエア圧を調整します。画像は0.1Mpa。

私の場合はエアーを出して手に当て、色が出ている所を想像します(笑)

小さいパーツや小さい面積のグラデーション塗装だとエア圧を下げたり、大きめのパーツでグラデーションも大まかなものだと強めのエア圧でサラッとやってしまったりします。

初めての場合は適当な紙等に思う存分エアブラシ塗装してみましょう!

仕上がりが変わる!グラデーション塗装3つのやり方

私が普段やっているグラデーション塗装を3つ紹介します。

重厚な仕上がり!黒立ち上げからのグラデーション塗装!

全体を黒で全塗装してからグラデーション塗装していくパターンです。

どんな色でも最初は黒を全塗装します。

下地が黒なので重々しい重厚な感じに仕上げることが出来ます。

この塗り方はMAX渡辺さん(マックスファクトリー代表)がこの塗装方法をガンプラに施して有名になりMAX塗りと言われています。
1/144バンダイアクションベースを使って黒立ち上げのグラデーション塗装を紹介します。
まずは全体をガイアカラーのサーフェイサーEVOブラックで全塗装。
1/144バンダイアクションベースをガイヤノーツのサーフェイサーEVOブラックを全塗装した画像

ガイヤノーツのサーフェイサーEVOブラックで全塗装

次からグラデーション塗装です。
クレオスのニュートラルグレーを使っています。
パネルラインの淵は黒が若干残る感じで吹いていきます。(エア圧は0.7位でした)
黒の残し具合によって印象が変わるのであなたの好みで塗って下さい。
1/144バンダイアクションベースをニュートラルグレーでグラデーション塗装した画像

ニュートラルグレーでグラデーション塗装 なんかE.T.っぽいですね(笑)

好みによってはこれで終わりも有りですが今度はホワイトで更にグラデーション塗装しました。

パネルラインの中央付近にさっと吹いたりパネルによって真っ白気味にしたりしてみました。

やりすぎると真っ白になってしまうので深追いしない方が良いと思います。

1/144バンダイアクションベースをホワイトででグラデーション塗装した画像

E.T.っぽくないですか?

コツは普通に稀釈するよりもかなり薄めにして何度も重ね吹きすると白になっていく感じがオススメです。

これが濃い稀釈具合だとすぐに白くなってしまうので微調整がしづらくエアブラシのコントロールが難しくなります。

使った塗料と溶剤はこちらです。

  • 【特大】(香料入りで溶剤臭を抑えています)
  • ガイアノーツ サーフェイサーEVO(エヴォ)ブラック
  • ガイアノーツ NO.011フラットホワイト
  • クレオス 13ニュートラルグレー半光沢
1/144アクションベースを塗装した溶剤と塗料の画像
ガイアノーツT−07h モデレイト溶剤【特大】 (溶液シリーズ)
【ポイント10倍!9月25日(水)00:00〜23:59まで】ガイアノーツ サーフェイサーエヴォ ブラック(82003)(GS-03)
勢いづいてスミ入れ、スミ入れの応用、デカール貼り、艶の調整をして完成させました^^
1/144アクションベースを完成させた画像

スミ入れ、デカール貼り、艶の調整、スミ入れの応用で完成させた状態

エアブラシによるグラデーション塗装の後のこういう小技的なテクニックはまた違う記事で紹介しますね!

綺麗で自然に仕上がるグラデーション塗装!

次は黒立ち上げのMAX塗りよりも自然な風合いになるグラデーション塗装です。

ガンダムの白を例にするとグレーを下地にしています。

下のMGガンダムVer3.0の白を塗った順番は

  1. 濃いめのグレー(ガイアカラーのメカサフヘビー)
  2. 普通のグレー(クレオスのニュートラルグレー)
  3. 白(クレオスのガンダムカラーMSホワイト)

この順番で塗装したのがこちら↓

自然なグラデーション塗装で塗ったガンダムの画像

黒立ち上げよりも自然なグラデーション塗装になります。

このガンダムの白は3パターンあるのですが分かりますか?

  • ちょっとグレーっぽい白
  • グレーっぽい白

この3パターンの白で使ったカラーと塗る順番は同じです。

吹き重ね具合で色の明暗を付けています。

エッジ部分は最初のメカサフヘビーを残して、徐々に明るくしていく感じです。

それで陰影を付けてリアルに見せるという訳ですね。

稀釈が濃いと極端なグラデーションになってしまうので注意して下さい。

白以外の場合ですと例えばシャア専用ゲルググのグラデーション塗装をしたい時は

  • 濃い赤系(今回はクレオスのシャアレッドを使用)を下地に全塗装
  • メインとなるピンク(今回はクレオスのシャアピンクを使用)でグラデーション塗装
  • 更にメインのピンク(シャアピンク)に白を沢山混ぜて物凄く明るくしたピンク(ほぼ白と言っても良いくらい)でハイライト(物凄く薄く稀釈して少しづつ塗っていく)

画像で説明しますね。

ゲルググの肩パーツ画像

600番、800番、1000番のペーパーで表面処理したMGゲルググの肩パーツ

ゲルググの肩パーツにシャアレッドをエアブラシで吹いた画像

1、クレオスのMSシャアレッドを全塗装

ゲルググの肩パーツにシャアピンクをエアブラシでグラデーション塗装している画像1

2、次にピンクを少しづつグラデーション塗装していきます。

エアブラシのカップに直接うすめ液を入れて稀釈している画像

ちょっと色の粒子が荒く濃く感じたので塗料カップに直接うすめ液を足してもっと薄めました。

ゲルググの肩パーツにシャアピンクをエアブラシでグラデーション塗装している画像2

3、面ごとに中心から徐々に広げて行きます。

ゲルググの肩パーツにシャアピンクをエアブラシでグラデーション塗装している画像3

4、さらに広げて、エッジには下地のレッドが微妙に残っている状態

ゲルググの肩パーツにシャアピンクをエアブラシでグラデーション塗装している画像4

5、私の場合は更にほとんど白に近いピンクを物凄く薄く稀釈して吹いていきます。面の中心をメインに全体的に吹きます。これによってグラデーションの境目が馴染みます。

ゲルググの肩パーツにスミ入れしてつや消しコートした画像

スミ入れして、つや消しコートをした状態です。これで完成でも良し汚しても良しです。

こういう感じで塗っています。

他の色も同じ感じ、濃い色から明るい色へと重ねていく塗装方法です。

成形色でも応用可!ベタ塗りからのシャドウ吹きグラデーション塗装

こちらは先の2パターンと逆の塗装法です。

まず、基本の色を先に全塗装してしまいます。

その後に奥まった部分やエッジの効いた所に濃い色をエアブラシで吹いていくという塗装方法です。

こちらの手順は成形色のままのパーツで解説します。(先に基本色を塗った場合も同じです)

ザクバズーカのパーツ画像

成形色のままのMGザクのザクバズーカです。これ黒でにシャドウ吹きをしていきます。

ザクバズーカに黒でシャドウ吹きしてつや消しコートして完成させた画像

奥まった部分やスジボリされている部分などを中心に黒をエアブラシでシャドウ吹きしたザクバズーカです。 成形色の艶がオモチャっぽいのでつや消しコートで全体の艶を均一にしています。かなり印象変わりますよね!

ゲルググ肩パーツを成形色のままエアブラシでシャドウ吹きしてスミ入れつや消しトップコートをした画像

こちらは成形色のままのMGゲルググの肩パーツにシャドウ吹きしてスミ入れ、つや消しトップコートをしたものです。使ったのはシャアレッド。色を変えれば違った印象になります。ブラウン系も合うと思います。

この塗装法は成形色にやるとお手軽にリアル感アップなので簡単リアルに仕上げたい方にはオススメの塗装法です。

まとめ

グラデーション塗装の3つのやり方いかがでしたでしょうか?

要は

  • 暗い色から明るくしていく。
  • 明るい色を全面に塗ってから暗い色を陰やエッジに吹いていく。

と言うことです。

下地の色を濃くすると陰影の効いたガンプラになるし、明るめの色から更に明るい色を塗ればアニメ風の小奇麗なガンプラに仕上がっていきます。

シャドウ吹きの時も濃い色を使えば陰影の効いたリアルな感じのガンプラになるし、元の色よりも少し濃い感じで塗れば自然な感じのガンプラに仕上がります。

どうゆう風に仕上げるかはあなた次第です!

思う存分塗っていきましょう(笑)

最後に

グラデーション塗装は薄めの稀釈がオススメです!

それでは~!

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