こんにちは!
もしかして・・・
ニッパーでパーツを切ったらゲートの跡が気になっちゃいました?
もしかして白いです?
ホワイトですか?
それ【白化】って言ってプラスチックに圧力が掛かってしまうと、その部分の密度が薄くなってパーツの色が白くなってしまうんですね。
ゲート跡が沢山あると目立ってカッコ悪いですよね~
筆者は白化が大嫌いです!(笑)
エアブラシで塗装する場合はそれほど気にはしていないんですが、素組で成形色を活かした簡単フィニッシュで完成させる場合はこのゲート跡があると完成度ががっつり落ちてしまうので何とかしたいですよね!
ここではそんな悩みを一発で解決する白化処理対策をもう20数年ガンプラや色んなものを作ってきた筆者が今までの経験を元に、
- 実際試してきたことの成功・失敗事例
- これはオススメだなと思うこと
を全部隠すことなく書いていきますのであなたに合った方法を見つけて試してみて下さい!
あなたのゲート跡が見えなくなりますように!
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ガンプラ素組で白化したゲート跡【目立たなくする】3つの対策方法!
まずは、白化してしまったゲート跡を何とか目立たなくする方法を筆者の経験を元にまとめました。
その1、爪で擦ってみる
実験のためランナーをニッパーでカットしました。
元々濃いグレーのランナーですが見事に白くなりますね!
これが【白化】です。
それでは爪でガリガリと擦ってみます。
だいぶ白化が消えて元のランナーの色に戻ってますね!
でも何か艶が出ますね。
今度は実際に使うパーツのゲート跡を爪で擦ってみましょう。
擦る前のゲート跡です。
擦った後のゲート跡。
だいぶ目立たなくはなりましたが、ニッパーでカットした時にプラスチックがえぐれて裂けてしまっている部分は白いままですね。
でもこれ位ならばOK!という方はこの方法が一番手っ取り早いと思います。
その2、流し込み接着剤を塗って白化を消す?
先程の画像の白化を消すために流し込み接着剤を塗ってみます。
プラモデル用の接着剤はプラスチックを溶かすので、このえぐれて白化した部分のプラスチックを溶かして一体化してしまおうと言う目論みです。
数時間乾燥させてから800番のペーパーで磨いてみます。
おっ!!
ほとんど消えてますね!!
只、ちょっと気になったのが流し込み接着剤を塗らなくてもペーパーヤスリだけでも消えるんじゃないだろか?
という疑問。
それについては下の方の【本気制作手順】で紹介してます。
その3、これは一石二鳥!ガンダムシールやデカールを貼って隠す
これは白化している場所によっては一番手っ取り早く、且つディティールアップにもなるのでとても一石二鳥な処理対策です!
ガンプラにはシールが付属されていますが、コーションデカール等は多めに入っていますので必ず余ってきます。
それを白化しているゲート跡に貼ってしまうわけです!
こちらはHGガンダムの足なんですが、ゲートの跡が思いっきり残っている状態です。
ここに適当な1/144の余っていたシールを貼ってみます。
シールは余白をカッターで切って貼っています。
どうでしょう?シール貼っただけでだいぶごまかせますね!
もしバンダイさんがすべての目立つゲート跡の所にはシールを貼るような設定にしてくれたら凄いです。
金メッキなどでコーティングされている機体なんかは特にゲート跡が目立つのでこの方式を採用してくれたら誰が作ってもとても綺麗なガンプラに仕上がるでしょうね!
筆者オススメ!ヤスリとコンパウンドを使う【そもそも白化させないゲート処理】本気制作手順!
下の画像が処理後のパーツなのですがほとんどゲート跡や白化の具合は目立たなくなってると思います。ここからは筆者が普段、本気でゲート跡を白化させたくない時に実践しているゲート処理方法をご紹介いたします!
記事の前半では白化してしまったゲート跡を何とか消す方法は無いか?
ということで幾つか処理対策をご紹介しましたが、
最初から白化させずらい方法でゲート処理すれば爪で擦ることも接着剤を使うこともシールで隠すこともしなくても良い訳です!
それでは早速手順をご紹介しますね!!
実験用にこのパーツを使います。
何だか分かりますかね?^^
まずはランナーからパーツをニッパーで切り離します。
出来るだけパーツから離れたところでカットします。
こんな感じにゲートが残っています。
普通だと更に短くニッパーで2度切りしてカットする方が多いと思いますが、これ位の状態から800番のペーパーヤスリで力を入れずに静かに優しくヤスリ掛けをしていきます。
ここが重要ポイントです。
何故かと言うと出来るだけパーツの近くでニッパーやデザインナイフで圧力を掛けないためです。
圧力が掛かるとプラスチックがえぐれて白化してしまいます。
使ったヤスリはタミヤのフィニッシングペーパーの800番をサテライトツールスのタイラーという工具に両面テープで貼り付けて使っています。
磨いた後はこんな感じです。
意外とサクサク削れて行くのでそれほど時間は掛かりません。
更に1000番で磨いた後です。
これもサテライトツールスのタイラーに貼り付けてヤスリ掛けしています。
だいぶ良い感じです!
更に1200番、1500番とヤスリ掛けをしていきます。
こちらは普通にそのままヤスリ掛けしました。
だいぶ表面が綺麗になって来た所でいよいよコンパウンドの出番です。
使ったのはタミヤコンパウンド【粗目】とタミヤの専用ウエスです。
専用ウエスにコンパウンドを適量付けます。
それをパーツに塗っていきます。
ヤスリの細かい傷をコンパウンドで消していきます。
専用ウエスでパーツを磨いていきます。
この時パーツ全体も磨いて艶を統一させます。
磨いていくと次第に白いコンパウンドが無くなってヌルヌルした感じが減ってきます。
そうしたら専用ウエスの乾いた所に持ち替えて乾拭きします。
キュッキュと音がしてピカピカになってきます。
完成!
いかがでしょうか?
ゲート跡を本気で消したい時に筆者がやっている方法でした。
良かったらお試しください!
白化しずらいアルティメットニッパーの原理
ゴッドハンドという会社から発売されているアルティメットニッパーというのをご存知でしょうか?
このニッパーは綺麗なゲートカットにこだわった「究極の切り口」を追求したニッパーになります!
パーツにニッパーを添わせてスーッと切るだけで白化を最小限に抑えた切断面になります。
普通のプラモデル用のニッパーは両方とも刃なのですが、対してアルティメットニッパーというのは片方だけ刃が付いている片刃構造になっているんですね。
片刃構造とは
- 片方は切れる刃(切刃)
- もう片方はまな板刃
となっており、まな板刃がガッチリと切断する部分を保持して切刃で切断するという仕組みになっています。
ヤスリ掛けとかめんどくさい!っていう方にはお勧めの一品です!
特に素組で完成させたい方は一本持って置いた方がサクッと綺麗に仕上がるので重宝するのではないでしょうか。
まとめ
白化というのはパーツに圧力が加わってプラスチックの密度が変わる、またはニッパーなどで切断した時にプラスチックが避けてしまって白化するということなので、いかに刺激を与えないようにゲートを処理していくかがポイントになってきます。
今回ご紹介した方法は簡単なものから手間と時間の掛かるものまで色々ですが、自分が満足するガンプラ完成品に合った方法で白化したゲート跡を何とかしてやってください!^^
白化したゲート跡なんて気にならないな~という方はそのままで^^
ていうか、ゲート跡が気にならない方はここへは来ていないはずですね(笑)
それでは!
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