こんにちは!
今回はプラモデル塗装に使うコンプレッサーについての話題です。
コンプレッサーとは大気中から取り込んだ空気を高圧縮し、圧縮空気としてエアブラシから出す装置です。
エアブラシには必須のアイテムになりますのでエアブラシとセットでの購入が必須。いいものを予算内で検討しましょう。
でもいざ買うとなると沢山の種類や性能の違いがあって「何を買えば良いですか?」って誰かに聞きたくなりませんか?
私も最初買う時はチンプンカンプンで誰か詳しい人居ないかなって感じでした。
結局20年以上の間に4台のコンプレッサーを購入して使っていますので、それなりにこういうのが良いよとアドバイス出来ると思いますので参考にして頂けると幸いです!
エアブラシの選び方はこちら↓
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そもそもコンプレッサーは必要?代用品もあるけど・・・
「コンプレッサー値段高いから無しで使えないの~」と言う方もいるかと思います。
コンプレッサーの代わりとなるとエアー缶になりますが、これだと一缶で1.000円前後します。勿論エアーが無くなったらお終いでゴミになります。
「ガンプラ1体か2体だけ塗りたいんだよね!」
っていう場合でしたらエアー缶の方が良いと思いますが、ずっと続けて行く予定でしたら断然コンプレッサーをおすすめします。
ちなみに私は最初エアー缶を使っていました。
とりあえずエアーブラシを経験して自分が続けて行けるかどうかをチェックしました。
エアー缶2,3本使った後すぐコンプレッサー買いました。だって10本もガス缶買ったら、コンプレッサー代ぐらいにはなってしまいますから(笑)
コンプレッサーの間違いない選び方!4つのポイント
ここではコンプレッサーの選ぶときの押さえておきたい重要なポイントを4つご紹介します。
1、エア圧=○○Mpa
エアーの強さですね。
この数字が弱いとサーフェイサーやメタリックカラー等少し重い色が飛ばなくなって使いずらいので注意です!
このエアーの強さを示している記号がMpaという記号です。
最高圧力○○Mpaと書いてある場合はエアブラシを使っていない時の圧力で、使い始めるとこの数字は下がります。
ガンプラ塗装の場合は、最高圧力0.1Mpaがギリギリのラインかなと個人的には思いますが、大は小を兼ねるのでもっと大きい方が私はおすすめです。
エア圧が強いと塗装前にホコリを吹き飛ばしたりとか別の用途にも使えますよ。
以前、知人がネットで安物のエアブラシセットを買った時に使って見たんですが、やばい位に弱くてびっくりした思い出が有ります(笑)
多分0.05Mpa無いかなって感じでした、安物には気をつけましょう!^^
2、作動音=○○dB
これもすごく気になるし注意しなければならない点です。
うるさいコンプレッサーってほんとうるさいです。周りの迷惑が気になって塗装どころじゃありません(笑)
アパートやマンション暮らしの方はかなり気を付けたいポイントですよね。
この作動音の見方は【作動音量】○○dBなどで表記されています。
大体50dB前後の製品が多いですが駆動方式には3つのタイプがあるらしく同じ○○dBでも違いがあるらしいんです。
コンプレッサーの特徴
「コンプレッサー」には3つのタイプがあります。圧縮空気の作り方がそれぞれ異なり、特徴があるので、エアブラシの用途に合わせてタイプを選びます。
ピストン式 安定した大容量のエアを供給できるが、機体が大きく、価格も高め。仕事で使用する人に最適 ダイヤフラム式 エアの供給量は少なめだが、小型で低価格。自宅で、あるいは持ち運び用として、使用する人に最適 リニア式 駆動音が静か。夜間など音を気にする環境での使用に最適 一般的なコンプレッサーは、圧倒的にピストン式やリニア式。
ただし、個人が趣味などで使用するならばダイヤフラム式を選び、収納や持ち運びの利便性を優先するのもオススメです。
引用:(株)エアテックス http://www.airbrush.co.jp/products/compressor/
これを見るとプラモデル用だと静かなリニア式が良さそうですね~
3、自動圧力スイッチ
これは非常におすすめの機能です!
コンプレッサーにエアーが溜まるとスイッチがOFFになりエアーを出し始めるとまた作動し始めます。
そして、エアーブラシを止めて数秒経つとまたOFFになります。
要はエアーブラシを使っている時は作動してエアーブラシを止めるとストップしてるんです。
以前使っていたコンプレッサーがこの自動圧力スイッチ付きのものでしたが、これが凄く便利なんですね。
実際エアブラシで塗装している時ってずっと吹いている訳では無く、色を調合したりパーツをクリップに挟めたり色々な作業をしている訳ですね。
その間、勝手に止まっててくれるので本当に静かでやさしいです。
自動圧力スイッチが搭載されている機種は本当に使い勝手が良いのでおすすめですよ。
4、エアーレギュレーター
レギュレーターは、圧力を操作できアイテムです。
- エアー圧を上部の摘まみで調整できる(○○Mpa~○○Mpaに簡単に変更できる)
- エアー圧をメーターで見ることが出来る(○○Mpa)
- エアーの中に出来た水滴を抜いてくれる(水抜き機能)
これがないとコンプレッサーで作られたエアーは一定の圧でしか出てこないので勢いよく吹いたり抑えて吹いたりと言った場所ごとの臨機応変が出来ないということなんです。
私の場合はこの調整は結構使いますね~
私は必需品です!
筆者が選ぶコンプレッサーのおすすめ機種はこの2つ!
私が今買うとしたらこれだな~っていうのをかなり探して見ました。
特に重要視する部分は
- エア圧は0.2Mpa以上
- 作動音は出来るだけ小さい
- 自動圧力スイッチ(作動音がエアブラシ使用時だけ鳴るので静かに作業できる)
- エアーレギュレーター付き(エアーの強弱を簡単に調整できる&水抜き&メモリでMpa数値を確認できる)
この4点が重要だと思っています。
タミヤ/スプレーワークパワーコンプレッサー

引用:株式会社 タミヤ
- エア圧0.4Mpa(すんげ~充分!)
- 作動音48dB(動画を見るととても静かな感じです)
- エアーレギュレーター付き!
- スイッチ機能付きエアーブラシスタンド!(エアブラシをスタンドに置くとコンプレッサーがストップする機能付き!新しい!)
詳細はこちら↓動作している動画付です。

WAVEコンプレッサー218【エアタンク付き】

引用:株式会社ウェーブ
- エア圧0.4Mpa
- 作動音49dB
- エアーレギュレーター付き!
- 自動圧力スイッチ付き!
- エアタンク付き!
こちらは更にエアタンクが付いているので圧縮空気をエアタンクに溜めて置ける分コンプレッサーの動作が減るということです。
気になる作動音も動画を見る限り小さくて気にならない音質でした。これも良いな~^^
詳細はこちら↓動作している動画付です。
https://www.hobby-wave.com/products/lt029/
以上の2点に絞りました。
ちょっとリニア式かどうかは分からなかったんですが(ピストン式かな?)動画を見る限りとても音が静かでしたので気に入りましたね。
この音の大きさだけは数字を見ても良く分からないし、駆動方式によっても違うようなので動画付きで説明しているメーカーは買い手の気持ちが良く分かってらっしゃいますね^^
人気のクレオスMr.リニアコンプレッサーは?

引用:株式会社GSIクレオス
エアブラシ用のコンプレッサーと言えばクレオスのMr.リニアコンプレッサーが昔からかなりの人気ですよね。
実際、リニア式で音はとても静か。(自動圧力スイッチはありません)
L5,L7に関しては一日中連続運転可能!という素晴らしさ。
しかし気になるのがエア圧。
最高圧力がL5で0.12Mpa、L7が0.15Mpaと弱い部類にはなってしまいます。
それと、それぞれのメーカーの商品説明の一文が気になりました・・・
他社市販エアーブラシ(ノズル径0.4mm以下)にも、ほとんど適応します。
引用:CGIクレオス
0.5mm…??
一般的に0.3mmの次に使いたいのが0.5mm口径のエアブラシなので・・・私がおすすめする0.5mmのトリガー式エアブラシは無理?って感じかな?
要は約0.1Mpaと言うのがそうしている訳なので、今回私がもしコンプレッサー買うならこれはスルーですね。
これはあくまで私の場合で、塗り方や使う塗料に大きく関係しています。
「ガンプラの1/144~1/60をグラデーション塗装したいんだけど」
全然OKだと思います!
ただその時に0.5mmのエアブラシで一気にサーフェイサーを吹くとか、すっごい大っきいネオジオングとかを素早く一気に吹いてしまいたい時に0.5mmが使えないときついですね。
あと車のプラモなんかで良く使われているウレタンクリアーは0.1Mpa位では足りないので注意して下さい。
しかしこの音の静かさは素晴らしいですね!
これでエア圧がもっと大きかったら良いんですけどね。
クレオスのMr.リニアコンプレッサーL5の詳細はこちら↓
まとめ
「大は小を兼ねる」と言いますので私としては今回紹介した2つのコンプレッサーが機能的にも作動音的にも充分でいいな~と思いました。

筆者所有のウェーブコンプレッサー517
とにかくハイパワーで作動音が静かで私は何度かスイッチ消し忘れて次の日を迎えたことが有ります(笑)
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